福島旅ナンパ

fukushima-station
ハイ、メイト。
 
旅ナンパで出会う子達の心のピュアさ、伴です。
 
田舎の子の性格が良すぎて旅が止められんのか疑問です。
 
「ちゃんと野菜食べたほうがいいよ。自炊しなよ」
「タクシーとかもったいないよ。歩こう」
 
そんな事を言ってきます。
 
過ごす場所によって人格ってこうも変わるものかと。
 
Wikipediaより
聖母(せいぼ) – 漢語・漢文において、人格の優れた尊崇される人の母、人徳を極めた女性に対する称号である。
 
田舎、聖母出現しまくりです。
 
ほぼガンシカのない世界ですしね。
 
いつかナンパ旅を終え、意気揚々と東京でナンパし、がっつりガンシカされてダメージを負う自分を想像し、ニヤけています。
 
ちなみに今、深夜2時ですね。
 
では。
  

自分勝手な男

 「明日どっか行かない?」
 
「だから仕事だよ」
 
俺は拗ねるように、また少しナンパ師らしく彼女に興味を示していない事を表現するため、「あっそう」と返事をした。
 
その日、声を掛けた女性と肉体関係を持つ。
 
その行為によって、彼女達に対する自分の交渉力が高くなることも多い。
 
そんな経験を積み重ねた事で、少し高慢になっているのかもしれない。
 
当たり前のようにゲット後の彼女は俺と小旅行に行ってくれると思っていた。
 
でも現実はそうじゃなかった。
 

十七時半の罪悪感

 その日は金曜日、俺は一般職のOLの様に十七時半に会社を後にした。
 
その罪悪感と、それを遥かに上回る期待感を持って、置いていくぞと言わんばかりにサイレンを鳴らす新幹線に乗り込んだ。
 
東北新幹線は動き出し、福島に向かって、走り出した。
 
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人影のない街

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「おっ。凄い綺麗な駅だな」
 
福島駅に降り立った時の第一印象だった。
 
時刻は、まだ20時、人が駅前にあふれているのを想像した。
 
ホテルに向かうため西口に向かう。
 
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その光景は県庁所在地の主要駅とは思えないものだった。
  

コスプレイヤーとの出会い

 ホテルでチェックインを済ませ、祈るような気持ちで、地下通路を通り、東口に向かう。
 
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一人で歩いている子も何人かいる。何とかナンパは出来そうだ。
 
街中をぐるりと歩き、声を掛けていく。
 
「こんばんは」
 
「……えっ。あっ。はい」
 
「福島美女がいるなと思って。俺が見た中で福島一だった」
 
「いえいえっ」
 
「あー暫定だけどね。暫定の一位。あとついさっき、一時間前に福島着いたところだけど」
 
「そうなんだ。ほかにかわいい子いっぱいいますよ」
 
「ホント? ここ?」俺が大げさに周りを見回すと、彼女は少し笑い、待ち合わせに遅れているからと急いで居酒屋に入っていった。
その後、十五分ぐらい街を歩いていると、飲み屋街の入り口に一人入っていく子を見つけた。
 
迷うことなく声を掛ける。
 
「こんばんは」
 
「……こんばんは」彼女は少し嬉しそうにこちらを見て、挨拶を返した。
 
「どうしたの? なんか楽しそうだね」
 
「うん。ちょっと飲んでて」
 
「まじ? 一人飲み? 根性あるな~」
 
「普通だよ~。なんでも一人で行けるから」
 
「友達いないんだ?」
 
「そんな事ない~」彼女は嬉しそうにそう否定した。
 
俺は彼女の様子を見て思った。「福島どうなることかと思ったけど余裕だったわ。取りあえず1ゲットかな」
 
過去の経験から、彼女を6割ぐらいの確率でゲットできると期待した。
 
彼女は一人で焼き鳥を食べる予定だったと言い、俺に焼き鳥屋に行こうと誘ってきた。
 
頭の中には、まるでP-フラッシュのようなダメ押しの確定音が鳴り響いた。
 
俺達は目の前に現れた焼き鳥屋に入った。
 
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偶然にもこの焼き鳥屋では、周年祭的なものが行われており、盛り上がった。
 
彼女はそれに喜び、自分の事をベラベラと話し出した。
 
コスプレイヤーをやっており、東京で撮影会に参加したりすると自慢気に話した。
 
俺が興味のない素振りを見せると、彼女は自分の写真を見せつけてきた。
 
そして、恋愛の話をすると、三國無双の陸遜が好きだと話す、少し変わった子だった。
 
それでも、イジれば嬉しそうに否定し、共感すればさらに強い共感を求めてくる。
 
1ゲットは揺るがないと思っていた。
 
いつも通り、店を出て手を繋ごうとする。
 
「だーめー」予想外の返答だった。
 
さっきまでと変わらないテンションで話すように努める。
 
場も盛り下がらず、彼女は話をつづけた
 
ボカロが好きなのと彼女らしい話をしてきた。
 
あまり気が乗らないが、カラオケでゲットするか。そう考え歩いていると、交差点にShidaxが見えた。
 
「ミクさん聞かせてよ」
 
「嫌だよ~。一人で行くよ~」
 
俺は、その言葉を本気にしていなかった。
 
「うるせーな。なんで俺置いてくんだよ」
 
笑いながらそう言って、俺は彼女の手を取ろうとしたが、彼女はするんと俺の手を交わし、少し笑みを浮かべ逃げるようにカラオケに消えた。
 
俺はその様子を茫然と見ているだけだった。
 

県庁所在地への疑問

翌朝、ホテルで目を覚ます。
 
出張でよく使うコスパ抜群の外資系ビジネスホテルは、場所や時刻どころか、曜日感覚すら奪う。
 
慌てて携帯の画面を見ると、土曜日と分かり、ホッと一息をついた。
 
しかし、福島駅にナンパ旅へ来ている事を思い出し、急いで身支度を済ませ、ホテルから出た。
 
相変わらず、バス待ちの人しかいない東口を横目に急いで西口に向かった。
 
地下道を通る時、昨日全く遭遇しなかった可愛いギャルとすれ違った。
 
彼女の後を追った。
 
彼女の斜め前から声を掛け、お互い自己開示をした後、彼女に言われた。
 
「てかなんで福島駅? 仙台とか行きなよ」
 
「いやいや、さすがにここにも何かあるでしょ? 県庁所在地じゃん」
 
「何もないんだって。だったら県庁行ってみれば?」彼女は笑いながら、馬鹿にするように言った。
 
俺は、彼女と別れた後、一人県庁へ向かった。
 
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福島はお休みみたいだ。県庁へと歩く道、すれ違う人すらいなかったと思う。
 
その帰りの駅前、あまり可愛くない子にすら声を掛けた。
 
「福島駅ほんと何もないよね」俺は嫌みのようにそんな事を言った。別に彼女が可愛くないから嫌みを言った訳ではないと思う。
 
「えーそんな事ないよー。これ世界遺産だし」彼女は駅前のオブジェを指さして言った。
 
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「えぇっ。まじで……ピアノマン的な。確かに何か世界遺産のオーラあるかも」俺はこんな近くに世界遺産があったのだと驚き、興奮した。
 
中腰になり、iPhoneのカメラを構え、パシャパシャと何枚か写真を撮る。
 
「ははっ。嘘だよー」彼女はそのオブジェが世界遺産だと本気で信じる俺をからかい嬉しそうにしていた。
 
その直後、待ち合わせの友達がやってきて、彼女はさらりと去っていった。
 
俺はまたその様子を茫然と見ているだけだった。
 
どっと疲れが押し寄せ、ホテルに戻り、ふて寝した。
 

郡山での出会い

2時間後、目を覚ますととてもすっきりした気分だった。
 
ナンパ仲間からLINEで郡山のが栄えているという情報貰い、東京行きの新幹線に乗り、郡山へ向かった。
 
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福島駅に比べるとかなり人がいる。大好きなダイワロイネット(栄えている街にある綺麗なビジネスホテル)も建設中の様だ。
 
街にスカウトが多いことからもナンパするのに適していそうだ。(福島駅ではスカウトっぽい人は見かけなかった)
 
駅前中心に声を掛けていく。
 
濃緑のエロいワンピースを着こなし、さらけ出された美脚に吸い込まれるように声を掛けた。
 
郡山に来てから丁度10人目に声を掛けた女性だった。
 
「こんにちはっ」
 
「……こんにちは」
 
「おっ。礼儀正しいね。福島のご令嬢的な?」
 
「いえ、普通です」彼女は少し笑いながら言った。
 
「普通っていうやつは大体普通じゃないよね?」
 
「ほんとに普通ですよ」
 
「じゃあ、しゃーなしに信じるわー。……恋愛対象は男なんだっけ?」
 
「はい。そうですね」
 
「おー。それは普通だなー」
 
良い雰囲気のまま話を続け、「これ以上歩くと足太くなるよ?」とか言いながら、連れ出しを打診、カフェに向かった。
 
その足を太くしたくないという思いは本当だった。
 

露出多めな美容師

カフェに入りお互い自己開示をする。
 
彼女は美容師をしていると言った。
 
東京から来たと話すと彼女は福島について、説明してくれた。
 
浜通りと中通り、会津と3つの地方に分かれており、郡山駅や福島駅は中通りだという。
 
彼女も「福島何もないよ」と話し、観光なら、会津とかに言った方が良いと教えてくれた。
 
「何があるの?」と問うと、巨大なマリア像があると言う。
 
無類の巨像好きとして、とても興味があったが、その時は目の前の彼女に集中する事にした。
 
「一口食べただけで、東京から来たかいがあったと思えるような食べ物やないの?」
 
「ないよ」
 
「ない方に自信持ち過ぎじゃね?」
 
「だって本当にないもん。逆に何が食べたいの?」
 
「いや、それは……ないんだけど」
 
俺たちは諦めて、食べログで調べる事にした。
 
目に留まったのは、鯉料理という文字だった。
 
「鯉料理だって。行こうよ」
 
「えー。何か可哀想」
 
「は? いつも魚バクバク食べてるでしょ?」
 
「まぁ、確かにそうだねー」
 
俺たちは、カフェを後にし、タクシーで鯉料理店まで向かった。
 
目的地に到着したが、どこにも看板が見当たらない。
 
仕方なく店に電話してみると、その場所から車で20分くらいかかる所に移転したようだった。
 
タクシーの運転手に挨拶代わりに聞いたソバ屋に行くことにした。
 
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全然期待していなかったが、とてもいい雰囲気で旨いそばを食べる事が出来た。
 
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さらに良かったのは、店に自分たちだけしかおらず、横並びの席でボディタッチをする事ができ、距離感がグッと縮まった。
 
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店を出るころに雨が降り始め、俺たちは店主の貸してくれた一本の傘に二人で入り、駅に戻った。
 
彼女と新幹線に乗り、福島駅に向かう。
 
「迎えお願いしようかな」
 
「もう一杯だけ飲もう。ちょっと行ってみたい居酒屋があるんだ」
 
宿泊しているホテルに付帯したモンテローザグループの居酒屋にそぐわない言い訳を付け、彼女を連れ出した。
 
居酒屋で一杯飲んだ後、彼女の手を取り部屋に向かい、彼女をゲットした。
 

福島のマリアとの約束

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彼女をゲットした後、スベスベとした美脚を愛でながら、彼女が言ったことを思い出していた。
 
「タクシーとかもったいないよ。歩こう」
 
俺は、そんな事を言ってくれる彼女と会津のマリア像を見に行って、鯉料理を食べに行きたいと思った。。
 
「明日どっか行かない?」彼女に予定がある事は聞いていたが、それを実現するため、当たり前のように彼女を誘った。
 
「だから仕事だよ」
 
俺は拗ねるように、また少しナンパ師らしく彼女に興味を示していない事を表現するため、「あっそう」と返事をした。
 
「また今度来たときは観光案内してあげるから」彼女は駄々をこね甘える子供を諭すような口調でそんな事を言った。
 
自分勝手に欲望を満たそうとする子供の様な俺と、それを大きく包み込む聖母の様な彼女という構図が頭に浮かんだ。
 
俺はそんな自分のクソガキ感に恥ずかしさを覚えたが、それ以上にマリアの様な優しさに快感を得て、やっぱこのまま自分勝手にしようと結論付けた。
 
 
 

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