北海道旅ナンパ

sapporo

ハイ、メイト。伴です。

 

日本全国ナンパ旅行をしてみたいなと思い立ち、第一弾として、北海道へナンパ旅行に行ってきました。

※日本全国ナンパ旅まとめ

 

というのも、本を書く事で、変な集大成感が出てしまい、ナンパへのモチベーションが低くなっているのをひしひしと感じてました。

 

「ナンパ卒業するかー」って言葉が思いっきり頭をよぎりましたが、同時に少し寂しいなと思った次第です。

 

そこで、ナンパを始めた頃、それよりも、もう少し前、小中学生の頃どんな夢があったかなーと振り返ったところ、いつか日本全国に行ってみたいという小さな夢を持っていたことを思い出しました。

 

今の自分はそれに対して、「昔はちっさい夢持ってたなー」と笑ってしまうのです。

 

いや、けどよく考えてみたら「日本全国旅行するのって47都道府県? 結構大変じゃね?」と思いました。

 

そこで今の自分と、昔の自分とのバトル勃発ですね。

 

彼の夢がいかにちっさかったかを証明するために、その夢にナンパというハードルを乗っけて、日本全国を旅しようって企画を思いついた訳です。

 

またナンパがワクワクするものになる予感がし、北海道旅行に行ったら、大ハマリ。

 

最高にワクワクでき、日本全国ナンパ旅をスタートさせることを決意したのです。

 

 

小中学生時代、北海道といえばホワイトベリーだったなぁ。

 

別に意味はないけど、いい歌。

 

では。

 

嘘つきな二人

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「また会ってくれる?」俺の顔をまじまじ見ながら、眉毛を斜めにして彼女は尋ねた。

 

「もう会えない?」続けざまに彼女は、ほぼ確実に来るだろう未来を自ら口にした。

 

「すぐ会えるよ」俺は出来る限り真面目な雰囲気で、思ってもいない言葉を返した。

 

「嘘つき。どうせ適当でしょー?」彼女は、目線をどこかにやり、俺より一歩前に出て、そんなことを言った。

 

「俺の行動力見くびんなよ……ピューッと来ちゃうタイプだから……それかそっちが東京来たらいいじゃん……チケットは残念ながら自腹だけど」そんな風にごまかした。

 

彼女が少しの期待を乗せて放った言葉に、俺はもう一度真剣な顔をして、嘘を被せることは出来なかった。

 

夏休みの旅ナンパ計画

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ある夜、いつものナンパ仲間数人と、いつものカフェでダベッていると、携帯がなった。

 

「みなさんの夏の計画確認しにちょっと顔出しに行きますw」ライングループ唯一の色黒系男子は、夏が来ることを予感させるようにそんなメッセージを書き込んだ。

 

「急にお邪魔してすいませんね~。ジム行ってまして」カフェでまったりしていた俺たちより、頭三つ抜けたテンションで、白Tを着こなす彼は言った。

 

「旅行行きたいっすね」彼はイニシアチブを取り、夏休みの計画を立てていった。

 

翌日、目を覚ますとライングループには、旅行先とその日程の提案をずらりとリスト化されていた。

 

  • 北海道
  • 名古屋
  • 京都
  • 福岡
  • グアム

 

こうして俺は、北海道旅行に参加する事になった。

 

旅の前夜、決起集会

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旅の前夜、仕事が終わって、コンビニで飯を買い、家路に着くと、褐色の男からラインが入った。

 

「近所の露店で前夜決起集会と題して飲んでるんですか?」

 

「ちょうど今飯買っちゃったんですが」

 

「じゃー行きますかー。違うか」

 

「出た無視。行きますかー」

 

彼と俺の家は歩いて、30秒程の所にあり、集まるのは簡単だった。

 

「一杯飲んで帰りましょ」集合してすぐに、俺たちは同じ意見を口にした。

 

そんな誓いも、俺の酒の弱さも関係なく、居酒屋からブリティッシュバーにはしごした。

 

それほど、次の日から始まる北海道旅行が楽しみで仕方なかった。

 

北海の美味を目指して

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「るるぶ買いましょ」
 
 
空港の売店で、褐色の男は、その姿に似合わない雑誌を嬉しそうに眺めていた。
 
 
俺たちは、空港で大人げなくはしゃいだ後、北海道に向けて出発した。
 
 
札幌に到着し、腹を空かしていた俺たちは、同じ意見を口にした。
 
 
「何か食いましょう」
 
 
「寿司行ってからラーメン行けるぐらい腹減ってますわー」
 
 
「それ今日は二回SEXするって彼女に言って、逝った後に後悔する奴と同じ奴ですよね?」
 
 
札幌に降り立ち、早く北海の幸で腹を満たしたくて仕方なかった。
 
 
街の中を歩くと、突如海鮮丼の店が目の前に現れた。
 
 
「入りましょ。入りましょ」俺たちは、急ぎたてられているように入店した。
 
 
「北海丼とイクラ丼、それとビールで」俺たちは写真に写る北海の幸に興奮しながら注文した。
 
 
運ばれてきたのは、「あれ、前菜頼んだっけかな」と疑う茶碗サイズの海鮮丼だった。
 
 
褐色の男は現実を受け入れられず、茫然としていた。
 
 
数秒後、海鮮丼の写真と目の前にある丼に視線を行き来させ、小さな声で「まじすか?」と呟いた。
 
 
俺たちはそれを4000円の丼ぶりとは思えないスピードで食べ終わると、会話も少なめに店を出た。
 
 
「ありえなくないっすか?」口火を切るように俺たちはその店の悪口を言い尽くした。
 
 
「一旦チェックインしましょか。それかモスバーガー行きます?」
 
 
「そうっすね。チェックインしましょう」
 
 
褐色の男は、ブサイクな茶碗丼で逝ったのか、俺の提案はさらりとスルーされ、それぞれのホテルにチェックインする事になった。
 
 
俺はホテルに行く途中のコンビニでカニクリームコロッケを購入し、部屋で食べてみた。
 
 
どこの国で作ったかも分からないその味に、いつも通りの満足感を感じた。
 
 

札幌ナンパ

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夜になり、俺たちは札幌の街で合流した。
 
 
駅からススキノまで地上や地下街を登ったり下ったりしながら、歩いた。
 
 
人の量の割に短時間で数人の可愛い子を見かけることができ、それぞれ声をかけていった。
 
 
「めんそーれ。めんそーれ」
 
 
「えっ……」
 
 
「むっちゃあっつない? 雪降ってるかと思って期待したんだけど」
 
 
「うん……夏だからね……」
 
 
少し粘ってみたが、これからススキノに出勤だという。
 
 
放流されたものの、北海道感出てきたねーと思いテンションは上がった。
 
 
三人目、地下街でススキノのほうに歩いていく子に声かけする。
 
 
「こんにちは」
 
 
「はい。こんにちは」
 
 
「あら、礼儀正しい感じで……北海道の一等地で生まれてヌクヌク育ったでしょ?」
 
 
「いえ、普通ですよ。何ですか? スカウト?」
 
 
「どこ? 目悪い? 目薬貸そうか?」
 
 
「ごめん。私、この後仕事なんだ」
 
 
「そうなんだ。俺h旅行で今日来た。というかさっき着いた。そんでとりあえず札幌美女と話しとこと思って」
 
 
「あっ。旅行できたんだ。一人なの?」
 
 
「ツレいたんだけど、ナンパしにいっちゃったから、俺もナンパせなってなって」
 
 
「ナンパ旅行じゃん。観光しなよ」
 
 
「そうそう。北海道楽しみでむっちゃ腹空かして来たのに。茶碗みたいな海鮮丼出されて……リベンジせなと思って。いい店知らない?」
 
 
「ここら辺観光客用のが多いから~」
 
 
そんなたわいもない会話をしながら、俺は寿司が食えるバーに彼女を連れ出した。
 
 
 
 shushi
 
 
「もっと美味しい店あるから」と女は前置きしていたが、俺はノリの巻かれていないウニに興奮し、食べ散らかした。
 
 
彼女とはそこそこ盛り上がり、店内で手を繋いだり、オレ○ジレ○ジの2人にクラブでナンパされた話を聞かされたりした。
 
 
彼女の出勤をキャンセルさせられず少し残念だったが、俺は旨い寿司が食えて満足していた。
 
 
その後、褐色の男と合流し、街の様子を少し眺める様に歩いた。
 
 
酔い冷まし程度にススキノ系女子に声を掛けた後、それぞれのホテルに戻った。
 
 
何とか海の幸リベンジに成功し、札幌一日目は気持ちよく眠りについた。
 
 
 

2日目の天気は雨

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ホテルで起床して、カーテンを開けると、結構な雨が降っていた。
 
 
 
とりあえず、褐色の男に連絡してみる。
 
 
 
「まぁまぁの雨ですね。二時間後ぐらいに出ようと思います」
 
 
 
ナンパ旅行にわざわざ北海道まで来たのに、雨ごときにモチベを持っていかれかけてんじゃねぇよと褐色の男に怒られるのではと心配だった。
 
 
 
しかし、褐色から返信がきたのは2時間後だった。
 
 
 
「今、起きました」
 
 
 
モチベの低い二人のナンパ旅行二日目が始まった。
 
 
 
地下街に向かい褐色と合流する。
 
 
 
「一旦、ラーメン食べましょうか。せっかくなんで」
 
 
 
二人の意見は合致し、ナンパの事なんて忘れかけていた。
 
 
 
某有名ラーメンを食べた後、「あんま旨くなかったですよね」とまた悪いほうに意見が合致した。
 
 
 
何かで結果を出さないといい思い出が少なすぎるぞと思わざるを得なかった。
 
 
 
食べ物の恨みは逆にナンパへのモチベーションを高めるものになった。
 
 
 
もろもろ取り返すしかないそんな思いで、地下街へ駆け込んだ。
 
 
 

地下街ナンパ

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札幌の巨大地下街に入る。
 
 
 
札幌駅からススキノ間を行ったり来たり歩き回った。
 
 
 
各々可愛い子を見つけては声を掛けていく。
 
 
 
フラミンゴみたいな恰好をした子が歩いてきたので声を掛ける。
 
 
 
「こんばんは」
 
 
 
「えっ。はい」
 
 
 
「あっ。まだ、こんばんはって時間じゃないか。わりーわりー」
 
 
 
「そうですね」
 
 
 
「今日どうしたの? 随分おしゃれしちゃって。トップスターみたいな赤だね」
 
 
 
フラミンゴ女はこれから彼氏とデートだと言って去っていった。
 
 
 
何人か声を掛けた後、モデルみたいなスタイルの女が、俺のチェックのカバンをチラッと見て、過ぎ去っていった。
 
 
 
ひざ下まである白のサマーニットを着て悠々と歩く彼女を追った。
 
 
 
「あれ、なかなか追いつけない」足が長いのか歩くスピードが早く、俺はギアをあげ、必死で追いついて声をかけた。
 
 
 
「こんにちは」
 
 
 
「……」女は無言でこちらを見た。
 
 
 
「俺のカバンに注目しすぎじゃない? これこれ」
 
 
 
「うん。可愛いカバンだったから」彼女は微笑んて言った。
 
 
 
「でしょ。気にいってくれるだろうなと思って、パシっと買ってきた」
 
 
 
「絶対嘘ですよね~?」
 
 
 
「いやいや、運命のカバンって言ってたよ? 店員さん」
 
 
 
「嘘つきですね」
 
 
 
「いやいやいや……背低いよね。140cm代?」
 
 
 
「ほら~」
 
 
 
「すまんすまんしつこいな。背高いね。性格の良さそうなモデルって感じ」
 
 
 
「ありがとうございます」
 
 
 
「外見優しそうで意外と裏表あるやつでしょ?」
 
 
 
「初対面ですよ?」彼女は笑いながら軽く怒っていますよと表現するような口調で言った。
 
 
 
足を止め、少し話し込んだ後、「そろそろ行かなきゃ」と彼女は言った。
 
 
 
「じゃあストレートに誘うけど、カフェか飯でも行かない?」
 
 
 
「今から用事あるんで」
 
 
 
「俺も今からはツレと会うから無理。三時間後とかがいいな。どう?」
 
 
 
「いいですよ」
 
 
 
俺たちは連絡先を交換し、再会することを約束した。
 
 
 
反応は良かったけど、アポに来る確率は半々くらいかな。と大きな期待はせずに待っていた。
 
 
 
その後、褐色と合流し、「反応いいですね」と意見を合致させた。
 
 
 
直後、彼はターゲットを見つけ、声を掛けに行った。
 
 
 
地下街からエスカレータで地上に出てみる。
 
 
 
少し歩くとエロくないマッサージ屋が目の前に現れた。
 
 
 
結果にコミットするなら、ここでマッサージ屋に行くなんてありえない。そんなのはわかっていた。
 
 
 
「ちょっとアポに向けてコンディション整えときますか、無類のマッサージ好きとしては北海道でマッサージ受けねば」自分に言い訳をたっぷり与えて、マッサージ屋に入店する。
 
 
 
マッサージにいることを褐色に伝えると若干引いていた。
 
 
 
今回の旅行で初めて、彼と意見が分かれた。
 
 
 
こうして、俺は万全の体調でアポに挑むことになった。
 
 
 

当日アポ

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彼女は約束の時間通りにやってきた。
 
 
 
赤レンガテラスという綺麗な場所があったので、そのカフェバーでアポをすることになった。
 
 
 
「ここ、良いね。東京っぽい」
 
 
 
「また札幌馬鹿にしてるでしょ? けど、いいな。東京」
 
 
 
彼女もこの場所を気にいっているようだった。
 
 
 
ハイボールとカクテルで乾杯し、たわいもない事を話した。
 
 
 
小柄な店員さんがオーダーを取って戻った後、彼女は言った。
 
 
 
「小さくて可愛い店員さんだねー」
 
 
 
「うん? あれ? 男に興味ないんだっけ?」
 
 
 
「いや、そういうことじゃなくて~。高い所の荷物が取れないって奴やってみたくて」
 
 
 
そこから恋愛の話に発展し、元カレを最近振った話などを聞いた。
 
 
 
十分話を聞いたあと彼女はこちらに質問してきた。
 
 
 
「彼女はどんな人?」「あっ奥さんいるでしょ? 不倫とかいやだよ」こちらへの食いつきを十分に感じ取れたので、早々に店を出た。
 
 
 
「オリンピックがどうしてもみたい」そう言って、彼女をタクシーに乗せホテルに向かった。
 
 
 
ホテルの部屋まで着き、彼女がトイレに行く姿を見て、勝利を確信した。
 
 
 
「ゴムの準備しとこっと」俺は機嫌よくカバンからゴムを取り出そうとしたが、そこには空箱しかなかった。
 
 
 
彼女がトイレから出てきて、とりあえず愛撫を始める。愛撫中も頭の中はゴムで一杯だった。
 
 
 
彼女に真顔で「ちょっと相談していい?」と言ってみる。
 
 
 
彼女は予想外の相談に不安そうな顔をした。
 
 
 
「ちょっとコンビニ行ってきていい?」
 
 
 
「えっ」彼女は少しパニックになっていた。
 
 
 
「いやっ。ゴムがないんだ。買いに行こう」
 
 
 
「なんで。先に~」彼女は拗ねたような口調だったが、少しほっとした様子でもあった。
 
 
 
そして、二人でパンツを濡らしながらコンビニに出向きゴムを買い、ホテルに戻って彼女をゲットした。
 
 
 
もう雨の降る街に戻る気にもならず、五時間ぐらいかけて彼女と二回した。
 
 
 
長いSEXの後、褐色からのラインを見ると、無事カラオケでゲットしたとの事だった。
 
 
 
何とか結果が出てよかった。
 
 
 
俺はほっとして、彼女と眠りについた。
 
 
 

3日目の朝

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朝方までダラダラとsexしていたせいか、少し寝不足だ。
 
 
 
窓から外を見ると、昨日より雨が小降りになっていた。
 
 
 
地下街の感覚もつかめてきたし、今日ナンパに出たらおそらくまた結果を出せそうだ。
 
 
 
けど、もっと観光したい。もっと言えばゆったり北海道満喫したい。それが正直な気持ちだった。
 
 
 
ふと一夜を過ごした彼女に目をやると、ベットのシーツを直し、何も文句も言わず俺とホテルを出る準備をしていた。
 
 
 
俺は、自分の中からあふれ出す欲求を抑えることが出来なかった。
 
 
 
囁くような声で彼女に尋ねた。
 
 
 
「どっかいこっか?」
 
 
 
「えっ」
 
 
 
「時間ない?」
 
 
 
「大丈夫だよ」
 
 
 
「昨日少し教えてくれた小樽。行ってみたいんだけど。レンタカー借りれるよね」
 
 
 
「うれしい。ドライブ?」
 
 
 
知らぬ地でのドライブ
 
 
 
ホテル近くのレンタカー屋に車を借りに行く。
 
 
 
俺が誓約書に名前を書こうとすると彼女はあえて目線を外そうとする。
 
 
 
「見ても大丈夫だよ?」俺は笑いながら彼女にそう言った。
 
 
 
「え~いいよ~」彼女はストンと椅子に腰かけた。
 
 
 
八千円のヴィッツに乗り込み、俺たちは小樽に向けて、車を走らせた。
 
 
 
ドライブにテンションが上がったのか、彼女は恋愛以外の日常生活についても俺に話すようになった。
 
 
 
彼女は二十歳の大学生であった。
 
 
 
ずっと札幌の中心部で育ってきたという。
 
 
 
「卒業後、東京に行きたいな」突然、彼女はそんな事を言った。
 
 
 
本心とは思えなかったが、俺に好意を伝える気遣いだと感じ、嬉しかった。
 
 
 
「海がきれいだなー」
 
 
 
「ほんとだー」
 
 
 
何度も見たであろうこの景色にも、彼女は俺にテンションを合わせてはしゃいでくれた。
 
 
 

小樽デート

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小樽駅の方から坂を下り、海近くの駐車場に車を停車した。
 
 
 
「海鮮食べたいな~」
 
 
 
「私も食べたい」
 
 
 
俺は目に入った寿司屋に入店した。
 
 
 
カキを食べる。旨い。
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続いて寿司といくら丼を食べる。旨過ぎる。
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これだけ旨い海鮮を食わせてくれた店の人だ、良い観光スポットも知っているだろう。
 
 
 
「ここら辺の通りで何か雰囲気いい所ってありますか?」俺たちは満面の笑みで尋ねた。
 
 
 
「そこら辺にある風鈴全部中国製なんだ。風情なんてあったもんじゃないよ」寿司屋のお婆さんはそう言い放った。
 
 
 
「あのお婆さんの事、ドリームブレイカーって呼ぼう」俺たちはそんなことも含め小樽を楽しむことが出来た。
 
 
 
綺麗に整備された通りを手を繋ぎながら歩く。
 
 
 
「知り合いに会うんじゃない、大丈夫?」今度は俺が彼女に気を遣った。
 
 
 
「大丈夫だよ」彼女は笑いながら俺にそう言った。
 
 
 
その後、二人でルタオのカフェにデザートを食べに行った。
 
 
 
どれもドラフト1位のような背格好をしたスイーツに、彼女は真剣に迷い、俺はその姿を可愛いなと思った。
 
 
 
出会って一日も経っていない彼女と小旅行に出向き、その時間を満喫した。
 
 
 

お別れの時

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レンタカー屋に車を返し、札幌の街を手を繋ぎながら歩く。
 
 
 
「また会ってくれる?」俺の顔をまじまじ見ながら、眉毛を斜めにして彼女は尋ねた。
 
 
 
「もう会えない?」続けざまに彼女は、ほぼ確実に来るだろう未来を自ら口にした。
 
 
 
「すぐ会えるよ」俺は出来る限り真面目な雰囲気で、思ってもいない言葉を返した。
 
 
 
「嘘つき。どうせ適当でしょー?」彼女は、目線をどこかにやり、俺より一歩前に出て、そんなことを言った。
 
 
 
「俺の行動力見くびんなよ……ピューッと来ちゃうタイプだから……それかそっちが東京来たらいいじゃん……チケットは残念ながら自腹だけど」そんな風にごまかした。
 
 
 
俺は彼女が愛おしくなり、ちょっと個室に行ってDキスだけしようと考えた。
 
 
 
カラオケに入店し、二人場織の体制で着席する。
 
 
 
形式的に一曲だけ歌い、Dキスを楽しむ。
 
 
 
寝不足なこともあってか、俺の息子は大きくなり彼女の腰をつっついた。
 
 
 
「えぇっ。ちょ……ちょっと、なに?」彼女はカラオケでSEXはしない事を警告するような口調でそう言った。
 
 
 
「わかってる。わかってる」俺にスマート感はまるでなかったが、目を合わせて二人で小さく笑いあった。
 
 
 
ギリギリまで俺達は二人の時間を楽しみ、彼女は札幌駅まで送り届けてくれた。
 
 
 
最後に彼女はまた俺に気遣うように言った。
 
 
 
「寂しくなったら東京行ってもいい? ……あーけど奥さんがいるだろうからやっぱり止めとこ~」
 
 
 
「だからいねぇってば」俺は彼女の気遣いに乗っかった。
 
 
 
北海道で甘酸っぱい思い出を沢山作り、俺は新千歳空港で褐色と合流した。
 
 
 
「こんなに黒かったっけ?」
 
 
 
一日中、色の白い彼女といたせいか、俺はそんな疑問を持ちながら東京に戻った。
 
 
 

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