宮城旅ナンパ:仙台で味わった牛タンネイティブのディープキス

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ハイ、メイト。
 
旅って難しい、伴です。
 
「美女と美食とおまけに美景は、欲張りすぎかな」と旅の厳しさに直面中です。
 
  • 良いものを食べたり、見たりしようとすると金や時間がかかる
  • 安く旅をしようとすれば、食べ物や移動手段など限られる
  • 沢山の事を体験しようとすれば、金がかかったり、各々の体験に使える時間が少なくなる
 
結局、限られたリソースをどこに充てるかって事で頭が一杯で、現状は旅に自由な感覚は全くないといっても良いでしょう。
 
「旅を楽しまないと」という悩みに悩まされ過ぎて過食気味ですから。太った良い言い訳っていう側面もありますが。
 
ただ、割と課題と向き合っていくタイプなので優先順位はつけました。
 
  1. 美女
  2. 美女と飯
  3. 美女と景色や名物
  4. 一人飯
  5. 一人景色や名物
  6. ブ……
 
結果としては、やっぱ美女が好き、プラスまぁまぁ食い意地張ってるって事を思い知らされるだけでしたね。
 
こんな風に、「旅センスないな~俺、東京でナンパしてれば良くね?」という言葉が頭を過っても、また、旅に出たくなる。不思議なものです。
 
新幹線はグリーン車、安宿に泊まらず、食べログの評価を見てタクシーで来店する。
 
このとても旅人とは思えない状態から、今後どうなっていくのか。
 
ママチャリ移動、宿無し、事あるごとに「あ~虫食べて~」って日ごと呟くような、明らかに旅力高い人間になっているのか。
 
それを人生の最終目標とするかと問われたら、今は速攻でNOと答えますけど……
 
何にしても、人生初めての一人ナンパ旅をし、もの凄くいい経験だったと思っています。
 
特に「人のせいに出来ない」というのは大きいですね。
 
一人でやったことってのは、すべて自分が引き起こした結果と思えますから。
 
旅をすれば、エフィカシー高めつつ、旅の中で得た新しいモノの見方を手に入れられそうです。。
 
いつか「女性のどんな所に惹かれますか」という質問に「いつも笑顔で虫を食べてくれるブサイクな子」そんな風に答えているかもしれません。
 
では。
 
 
 

失意の一人寿司

 
俺は福島駅で失意の一人寿司を食べていた。
 
値段相応、名物でもない寿司をぼーっと食べていると、ガシャっと音が鳴った。
 
横を見ると、老人が湯呑を倒し、お茶をこぼしていた。
 
俺の白パンにこぼれるお茶。
 
何を思ったのか、まぁまぁ醤油を吸い込んだ俺のおしぼりで白パンのお茶を拭いてくる老人。
 
俺は白パンを醤油色に染め上げていく老人を無言で見ていた。
 
福島の伝統文化を見せつけるように彼は一生懸命に染め上げ、それは満足の行く仕上がりになったようだった。
 
老人は目線をあげ、「大丈夫?」とタメ口で無茶な質問をしてきた。
 
そして、隣にいるお婆さんは、「息子に会いに福島に来たんです」と謝りもせずに言い訳を始める。
 
「いや、知らん。もろもろ知らん」と心の中で思ったが、怒る気も失せた俺は無言で会計をして、店を後にした。
 
トイレで履いていた白パンを着替え、ごみ箱に押し込むと、徐々に怒りが込み上げてくる。
 
福島で晴れやかに観光できる気分じゃない。東京に戻る事も考えたが、折角時間があるので隣接している宮城に向かう事にした。
 

 
 
 

ナンパしやすい東北一の巨大な街

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「仙台都会っすねー! すげーやりやすそうです!」
 
俺は、仙台の街の雰囲気の良さに、駅の出口を出た瞬間、すっかり機嫌を直し、ナンパ仲間とのグループチャットにそう書き込んだ。
 
福島の寿司屋で4皿しか食べていなかった俺は、牛タンで腹でも満たすかと仙台駅の牛タン街に向かった。
 
牛タンの店はどこも行列が出来ており、牛とのディープキスはあきらめるしかなかった。
 
とりあえず、同じ場所にあった寿司屋に入る。
 

 
これが予想外の美味しさでさらにテンションが上がった。
 
寿司屋を後にして、ポンポンと駅周辺の子に声を掛けていく。
 
簡単に二人の子から連絡先を交換でき、後で会う約束を取り付ける事が出来た。
 
しかも、一人は六本木の売れてるキャバ嬢にも見劣りしない子だった。
 
彼女は、石のベンチに座り、待ち合わせをしていた。
 
「こんにちは」
 
「えっ?」怪訝そうな顔で彼女はこちらを睨むような表情を見せた。
 
「仙台美女おると思って」
 
「……」
 
「仙台の人? 都会っぽい奴がおるなと思って。あんま仙台似合わんよね」
 
「似合わないってどういうこと……仙台だよ」
 
「まじか。ミス牛タン? 結構可愛い子いるんだなと思って。仙台。東京っぽさ出てるわ」
 
「何なのそれ? 来年から東京行くけどね」
 
「まじ? 俺、今東京から来た。興味ないかもしれんけど」
 
「ふふっ。うん……東京に住んでるの?」
 
「そうそう。じゃあカフェ行こうか? スタバでいい?」
 
「なんで行くことになってるの?」
 
「あれっ、東京について語りつくすデートって聞いてきたんだけど」
 
「いやいやいやいや。今友達待ってるから」
 
「あっ、今日3人で遊ぶんだっけ?」
 
「だから違うって」
 
始めのうちは警戒していた彼女だが、やり取りを進めるとクスクスと楽しそうに笑いながら、会話に応じるようになった。俺達はそのまま会話を続け、電話番号を交換した。
 
仙台で夜をやっていると話す彼女、この後彼女を超える美女を、俺はこの仙台ナンパ旅で見る事はなかった。
 
「じゃあ、今日飲みに行けそうだったら行こうな」
 
「分かった連絡する」
 
「おぅ。携帯の前で正座してまっとくわー」
 
「バイバイ」バイバイの言い方可愛い選手権があったら、彼女は3連覇ぐらいするだろうと思った。
 
こんな調子で別の子からも連絡先をゲットし、飲む約束を形式的に交わし、仙台で楽しい時間が過ごせそうな予感がした。
 
 
 

牛タンとキスをして街へ 

 
ホテルで仮眠を取った後、牛タンの利休西口本店に向かった。
 
仙台の牛タンを噛みしめながら、牛タンネイティブの仙台っ子とディープキスをするんだと意気込んだ。
 
利休を出て、ハピナ名掛丁から藤崎百貨店までのアーケードを行ったり来たりする。
 
夜になり、若干警戒心が増しているように感じる。
 
何人かに声を掛けていくが、連れ出せないでいた。
 
そこに携帯を見ながら歩いている女性が現れたため、声を掛けた
 
「うぃっす。ポケモン中?」
 
「いやっ。違います」
 
「興味ないんだ? ポケモンに冷たすぎん?」
 
「そんな事ない」彼女は目も合わせず笑って首を振った。
 
「意地でも目だけは合わせない感じ? プライド? 目合わせたら病気にでもなりそう?」
 
「なんか凄い慣れてるね~」
 
「いやいやいやっ。むっちゃくちゃ緊張してるって。こんなポケモンに冷たい奴初めて会ったし。まじ緊張」俺は言葉とは裏腹に堂々とした態度で答えた。
 
「絶対嘘」
 
「いや、まじやって。緊張して喉カラカラだもん。カフェでお茶飲みたい。カフェ行こう」
 
「ほら~。けどごめん。彼氏と待ち合わせしてるんだ。もうすぐ連絡来ちゃうと思う」
 
「彼氏、ドタキャンするって言ってたよ? どこで待つの?」
 
「うーん。マックで待とうかと思ってた」
 
「あーじゃあ俺も行くわ」
 
「なんで?」
 
そんな会話をして、マクドナルドに向かった。
 
マクドナルドと言えば、ポケモンgoだ。
 
片手間に彼女の話を聞いて、ジムバトル。
 
アイスティーを飲みながら、ジムバトル。
 
対面から問いかけられ、目線を彼女の方にやると、彼女は立ち上がっていた。
 
「もうそろそろ行くね」と言い残し、彼女はマクドナルドを後にした。
 
そんな事より、ジムバトル、ジムバトル。
 
勝利、シャワーズ配置。
 

 
なぜかむなしい気持ちになった。
 
 
 

国分町近くに出現した牝馬

 
時間が深くなり、街に声を掛けたいと思える子が減ってきた。
 

 
終電の時間を超えると、広く長いアーケード街から人が消えかけていた。
 

 
ぎこちなく動いていたこの天一の看板すら止まってしまった。
 
これ以上ここではイベントが起きないと思い、その日声を掛けた何人かの夜女が口にしたブンチョウ(国分町)に向かう事にした。
 
国分町について調べると、東北地方随一の歓楽街のようだ。
 
「最悪キャバクラレポーターになろう。それ、かなりありだな」街に取り残された俺は、キャバクラに行く良い言い訳を見つけ、ワクワクしながら歩きだした。
 
ブンチョウへあと一歩の所で、一人で歩く子を見つける。
 
渋々声を掛けると、反応が良い。
 
「駅の方で飲むんだったらいいよ」女にそんな事を言われ、仕方なくブンチョウから離れる。
 
空いてる店がなく、ハピナ名掛丁の入り口の辺りまで、戻されてしまった。
 
笑笑に入店する。
 
相手の女性は酔っているようで、よく話した。
 
それを聞き流しながら料理を注文する。
 
鮮度が高いとはお世辞でも言えない馬刺しが提供される。
 
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「なぁ、それ。この馬刺しと服の色合わせてきてるやん。馬とペアルックってオシャレすぎじゃね?」
 
「違うから。それより彼氏がさ~」
 
彼女はこちらの話はかき消し、彼氏と別れようと思っているという話を延々としてきた。
 
「コイツ面倒くさっ。ホテルに入ってからも言い訳長そうだなー」と思ったが、明らかにこの街で最後のチャンスであったため、それはもう丁寧に、危険物を扱うかのように彼女の話にツッコミをいれながら、盛り下がらないようにした。
 
笑笑を40分で退店し、手を絡め繋いだ。
 
途中コンビニによって、ホテルの目の前に到着した。
 
「じゃあ帰るね」
 
言い訳的な行動しちゃって意外に可愛いやっちゃ愉快愉快と思いながら、繋いだ彼女の手を軽く引くと、しっかり地に足着いた馬の様に重い。
 
「おやすみ」彼女はヒヒンと威嚇するように寝る前の挨拶を済ませ、タクシーに乗って馬の様なスピードで帰っていった。
 
俺はその力強さを噛みしめながら、馬をゲートに押し込むJRA職員を尊敬した。
 
 
 

期待していなかった約束 

 
時刻は2:00、街は完全に死んでいた。
 
もう一度ブンチョウに向かうべきか、ホテルの部屋で悩んでいると携帯が鳴った。
 

 
それは、昼間連絡先を交換したキャバ嬢だった。
 
この時間から飲もうって女から誘ってくるとか、美人局か、簡単にゲットの2択しか思いつかなかった。
 
なぜかその時、俺は少し勃起していた。興奮とほんの少しの不安があったせいだろうか。
 
彼女がどこにいるのと聞いてくるので、ホテルの場所をLINEで送る。
 
「タクシーで来るでしょ?」
 
「酔い覚ますために、ちょっと歩いていくー」
 
彼女がこちらに向かってくるという。
 
その会話の様子から、自分の中で、美人局にあう可能性はグッと低くなり、安心したと同時に勃起はすっかり収まっていた。
 
死の恐怖で勃起する事があるという話を思い出し、「なるほどそういう事か」とこれから無上の喜びを味わうであろう息子に心の中で問うた。
 
彼女がなかなか現れない、相対的に時間が経つのが遅く感じているのか、そういう訳でもなさそうだ。
 
20分が経ち、彼女に電話してみる。
 
「どんな感じ?」
 
「向かってるよー」
 
「歩き過ぎじゃね?」
 
「そうだね。大分酔い冷めてきた」
 
「とりあえず現在地送って」
 
彼女が送ってきた場所は、近い場所ではなかった。
 
彼女の酔いが冷め過ぎたら困ると思い、もう一度彼女に電話し、タクシーで迎えに行くからそこで待っとけと伝え、向かった。
 
大した目印もない場所、彼女を見つけるのも一苦労だった。
 
しかし、電話しながら会おうと模索する共同作業と、見つけた時の喜びはグッと二人の距離を縮めたようだった。
 
「もう疲れたよ~」彼女は俺にすべてを任せるといった様子で甘えた。
 
「あんだけ歩いたらな」
 
「だよねー」
 
「店全部閉まってるし、部屋飲みにしようか」言い訳を与える必要もなさそうだったが、お決まりの様にそんな事を言った。
 
「いいよ」
 
俺は、ホテルの自販機で缶チューハイだけを購入し、勝手に仕上がっていた彼女と部屋に向かった。
 
別に彼女の舌をツマミと思っていた訳ではない。
 
テレビを付け、軽く酒を含んだ口で牛タンネイティブの彼女とキスをした。
 
当たり前だが、安っぽい牛タンの臭みなど一切なく、ただただ興奮した。
 
こうして無事、仙台でゲットに至った。
 
9回裏2アウトからの逆転満塁ホームラン、こんな表現使いたくもないがそれぐらいの逆転劇だった。
 
 
 

失意の一人牛タン 

 
「松島行かん?」俺は福島で断られたくやしさをバネに、仙台の子に一緒に時間を過ごそうと提案した。
 
「ごめん。予定あるから行けない」彼女は少し申し訳なさそうにそう答えた。
 

俺の舌技が未熟だったんじゃ……
 
そんな遺恨を残しながら、一人牛タンを食い、課題である舌を鍛え、松島に向かった。
 
okunohosomichi
matsushima
feriin-ferimatsushima-island 
失意の一人松島。俺は、松尾芭蕉のような気持ちで歌った。
 
松尾伴蕉
ナンパ旅
奥の細道気持ちいいね
あぁ松島やも喘ぎに聞こえる
 

 
誰の心も打たない歌は、魅力のない女性がナンパ師から無視されるかのように、タイムラインから消え去った。
 
ブサイクな子に優しい人間になれそうな気がした。

 

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