ハイ、メイト。
ヒモ生活を隠居した、伴です。
ヒモと言っても、風俗に落としたり、相手の家に居座ってた訳じゃない。
普通のセフレみたいな感じで女性と会って、飯をご馳走して貰ったり、プレゼントを貰うちょいヒモだ。
この生活、やってみる前は良い事ばかりかと思ったが、そうでもない。
結局、良い経験にはなったけど、ずっとその関係を続けるのは、人生の期待値を下げると感じ、関係を終了するに至った。
同時並行的に2人の女性とそのような関係を構築していたが、今回は、1人目の子について書く事にする。
生まれも育ちも港区のお嬢様をナンパ
東京のど真ん中、多くの人たちにとって憧れの場所だ。
しかし、彼女にとってはそれは何のことはない地元でしかない。
その良質な成長環境をそのまま反映したように、彼女の見た目や振る舞いはお嬢様そのものだ。
彼女の親は会社を経営していて、港区にマンションを所有し、某国からの食べ物の輸入権をいくつか所有している。
俺は彼女が飲み会の帰り、タクシーを探している時に出会い、声をかけた。
そして、その日のうちに彼女をゲットした。
初めてのデート
ゲットした次のアポ、俺は誕生日を祝ってもらい、その日からちょいヒモ生活が始まった。
彼女からどんなものを貰っていたかというと、スーツや時計だ。
時計に関しては、某裏表にデザインがあるブランド時計で400万越えだった。
こんな事を聞くとヒモになりたいと思う人もいるかもしれないが、少なくとも俺にとっては別に良いものではなかった。
俺はこの時計の値段を意識しすぎて、仕事で腕に付けることは一度もなく、自分の所有物という認識はなかった。
結果として、それは正解だった。
別れ際の駆け引き
「別れるなら時計返してよ」
俺が彼女に別れを告げた時、彼女は核爆弾を取り出すような雰囲気でそう言った。
俺がそれに応じると、彼女は400万の時計をまるでプラスチック時計のように雑に手に取り、家を出て行った。
ヒモとしての役割の担い方、ちょっとしたテクニックを学ぶ代わりに、後味の悪さが残った。
その後、俺は彼女からプレゼントされた多くのものを彼女に返却した。
結局、俺が彼女に返さなかったものは、最初のデート、誕生日に貰ったスーツだけだった。
俺がヒモ生活にのめり込んでいたら、それらのものへの所有意識は高く、もっと違う答えが待っていたのかもしれない。