
ナンパ師のイメージを聞くと、
良いイメージを持っている人は多くなかった。
むしろ少なかった。
これは、ナンパ師にとっては耳の痛い話である。
しかし、筆者はナンパへの無限の可能性を感じている。
ナンパで人間は成長できるし、ナンパで学んだことは社会でも活用できるのだ。
この記事では、ナンパ師のイメージについて、さらにはナンパで人間的に成長するという部分にスポットライトをあてて、紹介していく。
その際、「NLP」という神経言語プログラミングに着目する。このNLPは、最先端の心理学的ツールであり、ナンパだけではなく様々な場面で活用できる。
Contents
ナンパ師のイメージはぶっちゃけ悪い

実際、ナンパ師に対するイメージについて、インタビューをしてみた。
結果、ナンパ師に対してはあまり良いイメージを持っていない人が多いということが分かった。
ナンパ=嬉しいという方程式は、かなり稀である。けれど、ここで筆者は非難を恐れずに一石投じたい。
ナンパ師は、女性の愛を得るために必死に努力しているだけなのだ。むしろ、日々成長しようと頑張っているが、うまくいかない・・・そんなナンパ師の世知辛い背景がある。
ナンパ師の悪いイメージは、主に以下の3つであった。
この3つを、筆者の観点・実際にナンパに失敗した男性側からの意見、を基に解説していく。
全然かっこ良くないのに、ナンパしないで!
「どの顔でナンパしてんの?」

「せめてイケメンにナンパして欲しかった」
イケメンにナンパされたら、女性もきっと嬉しい。
ブサイクにナンパされたら、自分ってその程度のレベルなんだ・・・と女性も思ってしまう。
けれど、考えて欲しい。そもそも、イケメンはナンパする必要があるのか?
筆者の友人(イケメン)は、逆ナンパされる、男性からもナンパされる、初対面の人に告白される・・・そんな経験談を語ってくれた。そもそも、ナンパなどしなくても女性が寄ってくる。
見た目がかっこ良くなくても、中身でカバー・コミュニケーション能力を高めようと、男性は女性とお近づきになりたいと、必死にナンパしているのだ。
見た目だけでイケメンじゃないから無理!と思わずに、少しは話だけでも聞いてあげてほしい。

ナンパしてきたクセにケチ
「ナンパしてきたのに、割り勘だった!」
「欲しい物を何も買ってくれなくて、タクシー代も無し」
割り勘は、、、ナンパする人間だったらせめて女性の分は払って欲しいというのは女性の気持ちである。

しかし、世の中にはナンパ師にご飯をご馳走してもらう・あわよくば欲しい物を買ってもらう・タクシー代などお小遣いをもらうというためだけに、利用する女性もいる。
それでも良い!という心の広いナンパ師もいるかもしれないが、大富豪のナンパ師はかなり少ない。
そもそも、大富豪だったらナンパしなくても、女性が寄ってくる可能性も有り。
たしかにケチな男は嫌われるが、女性もナンパ師=お金を出してくれる人と思わないであげてほしい。

セックスのことしか考えてない
「すぐにホテルに行こう!ばかり。」
「送り狼になるのが目に見えている」
これはごめんなさいとナンパ師の友人が言っていた。

女性をナンパする理由といったら、根底にはあわよくば女性とセックスしたい!という気持ちがある。
当然ながら、無理矢理女性とセックスしようとすること・相手の合意なしでセックスすることは、強姦であり、罪である。
よって、女性はそのような嫌な事をされたら、すぐに警察に行くべき。
しかし、合意の上でセックスしたにも関わらず、後々お金を巻き上げようとしたり、脅してきたりする女性も少なからずいるようだ。
ナンパは、女性のリスクが多いのは事実だが、男性にも少なからずリスクはある。
それに、女性は受け身であり、ナンパしてくる男性を品定めする選ぶ側の人間だ。かといって、ナンパ師=クズと思うのは、行き過ぎた考えかもしれない。
ナンパ師は、女性とお近づきになろうと必死に努力し、成長しようとしている。
ここでは、ナンパ師にオススメ・ナンパ経験のある女性にもオススメな、ナンパをしながら成長するテクニックを紹介していく。
ナンパ師の見方がガラリと変わってくるかもしれない。
ナンパという目的のために使えるNLPとは

さて、ここで紹介したいのがNLPである。
聞きなれない人も多いかもしれないが、最先端の心理学ツールと言えるだろう。このNLPはまだまだ発展途上であるため、賛否両論があるのが事実だ。
しかし、使えるテクニックや思考プロセスは多くあるため、まずは参考にしてみてほしい。
NLPとは
NLPとは、日本語でいうと神経言語プログラミングの略である。
Neuro (神経)Linguistic(言語) Programming(プログラミング)の頭文字をとったものであり、1970年代以降に開発された比較的新しカウンセリングテニック・セラピーテクニックである。
NLPは、別名「脳の取り扱い説明書」と呼ばれている。有名スポーツ選手や、政治家などもこぞってNLPを取り入れ学んでおり、セミナーやNLP協会認定資格も存在する。
NLPの目的
NLPは、人間の脳や神経・認知部分にアプローチした方法であり、コミュニケーションツールとしての活用・自分自身を成長させるプロセス・ビジネスや経営学に生かす・ゴールや目標を達成させる方法など、様々な目的がある。
カウンセラーやセラピストが学び、クライアント(相談者)に対して行うこともあり、実際このNLPを作ったのは、心理療法やセラピーの専門家である。
NLPは心理療法の現場でその効力を示し、急速にセラピスト達に広がって行きます。
コミュニケーションの手法として、そして理想的な状態へと自己を成長させて導く手法として、コーチングのスキルやビジネスにも取り入れられ、またたく間にアメリカ中に広まることになるのです。
自分を成長させるNLP

アンカー
アンカリングとも呼ばれており、アンカーは英語でいうとanchor。
日本語でいうと錨という意味である。アンカーは、引き金という意味合いで使われており、特定の体への刺激を特定の感情の引き金(または逆)とするという意味がある。
例① 元カレを思い出してしまう女性の場合。
元カレと別れて1年。振られてしまい一時は落ち込んだが、とっくに吹っ切れた。
ある日、ふと見ていたテレビ番組で、ハワイの真っ青な海・常夏のビーチが映った時。元カレと一緒に海に行ったことを思い出して、胸が苦しくなった。
これは、海という視覚が、元カレへの切ない感情の引き金になったという例である。
例② 大事な場面で自分を奮い立たせる
今日は大事なプレゼンテーション会議。これが成功したら自分の企画が通り、上司から評価も高まるはず。
気合いをいれて軽く頬を叩くと、なんだかやる気と気合いがみなぎってきた。この調子でプレゼンに臨もう。
これは、頬を叩き軽い痛みが、ヤル気を引き出したという例である。
アンカーになる刺激には、様々なものがある。
風景(視覚)、香り(嗅覚)、痛み(触覚)、味(味覚)、音楽(聴覚)など、五感と感情には強い関係があるのだ。
これをうまく使えば、特定の行動や刺激で、自分の引き起こしたい感情を出すことができるようになる。
リフレーミング
リフレーミングとは、思考や行動概念の枠組みを変えることである。
NLPでよく使われるリフレーミングは、ネガティブをポジティブに変える方法である。
詳しいリフレーミングの方法については、過去記事を参照。
簡単な方法は、悪口を褒め言葉に変えることだ。
人の悪口を言ってしまう人・他人のあら探しばかりしてしまう・欠点ばかり目に着く、こういう人は、実は人の長所や褒めるポイントを見つけられる天才なのだ。
Aくんっていつもテンション高くて、ぐいぐい来るから一緒にいると疲れる。
リフレーミング→Aくんは明るく元気で親しみやすい。一緒に遊ぶと楽しくなれそう。
俺はいつも優柔不断で何も決められない。八方美人で、きっと周りの人からも嫌われている。
リフレーミング→人の意見を聞くことができて、考え方が柔軟。平和主義で協調性がある。
ペーシング
ペーシングは、英語でいうとペース(pace)。ペースには歩き方・歩く速さ・進度であり、ペースを合わせるという使われ方をする。
NLPでいうペーシングとは、相手の態度に合わせるという意味である。
人とコミュニケーションをとるとき、とても有効な方法である。具体的に相手の態度では何に気を付ければいいのか?
それは、「相手の調子」「話し方」「呼吸」である。
相手の調子に合わせる
「相手の調子」では、そのときの相手がどんな状態か判断し合わせる。
例えば、テンションが低い人に、ノリノリのハイテンションで接すると相手は引いてしまう。
気さくな態度で接してくれている人なのに、かしこまりすぎた堅苦しい態度でこちらが接してしまうと、相手は話しにくい。
相手の調子に合わせて、こちらも同じ態度で接する。
相手の話し方に合わせる
「話し方」では、相手の声のトーン、声のボリューム、話す速さに着目する。
相手の声のトーンは、高いのか低いのか、声が大きい人間か小さい人間か、話すペースは速いのかゆっくりなのか。
さらには、特定の会話やキーワードで、トーンが低くなったり、ペースが速くなり明らかに饒舌になったりすることもある。
なるべく相手の話し方に合わせて話をすると、うまくペーシングができる。
相手の呼吸に合わせる
「呼吸」をペーシングすることは、相手の感情を読み取ることができ、さらにはシンクロ(同調)効果が高くなる。
呼吸というのは、人間の生命をつかさどるものであり、非常に重要だ。
相手の息遣いで判断できることは多くある。
- 相手の呼吸が速くなったとき→興奮状態で、気持ちが上ずっている
- おおきなため息をついたとき→明らかに落胆している
- 一瞬息が止まったとき→ハッとするキーワードや、驚くことが会話の中であった、
ページングの効能
このようにペーシングがうまくできれば、相手と信頼関係を築くことができる。
さらには、お互いの気持ちを分かりあうことができた気持ちになり、価値観を合わせることもできるようになる。
エコロジーチェック
何か失敗したとき、「わかっていたことなのに・・・なんであの時やらなかったんだ!」と後悔してしまうことはないか?
分かっていたこと・予測できたこと、後々そう思ってしまうことがある。
自分の行動や思考を予測すること、それがどのように変化するか、今後の行動にどう影響するか。
一つ一つをチェックし確認していくことを、エコロジーチェックという。
自分の意志や行動について、リスクマネージメントをしっかりできる人間になることは、仕事・恋愛・人間関係にも良い影響を与える。
エコロジーチェックの主なチェック項目は以下の通りである。
これからの行動選択や思考はどのような影響があるのか
まずは、自分の行動をする前に、ふと立ち止まってみる。
そもそも自分がしようとしている行動や思考には一体どれほどの影響があるのか。
変化が起こるのか、その変化はポジティブなものなのか、ネガティブなものなのか。
最初は、大体の大まかな影響や変化を予想していく。
人的影響、環境(周囲)の影響、影響が起こる期間を考える
自分の行動により、まずは自分自身にはどのような影響がでるのか。
自分への成長につながるのか、それとも多少苦しい思いをするのか。
さらに、周囲の人へはどのような影響があるのか。
迷惑をかけてしまう可能性、環境が良くなる可能性もある。
そして、その影響や変化というのは、どのくらいの期間続くのか。
一瞬で終わるものなのか、永続的に続くものなのか。
メリットとデメリットをできる限り挙げる
物事には、必ず二面性がある。
表裏一体であり、良い面もあれば悪い面もある。
片方だけに注目してしまうと、うまくいかない。
メリットだけではなく、必ずデメリットも考えることで、よりよいエコロジーチェックが行える。
様々な情報を考慮し、自分の行動を決める。
最終的に、色々な項目をチェックし、情報を集めた中で、自分の行動を決めていく。
自分の考えている行動をそのまま実行するべきなのか、新たな選択肢を作成するべきなのか、今回の計画は一旦白紙に戻すべきなのか。
まとめ~ナンパ師だって必死に努力しています~

ここまで、ナンパ師側の意見で記事を書いてきた。
ナンパ師=悪人という方程式は間違っているが、ナンパ師=善人という方程式を証明した訳ではない。
さらに、筆者自身ナンパ師=善人とも思ってはいない。
しかし、ナンパ師の中には仕事が出来る人間・コミュニケーション能力が高い人間・人の気持ちに寄り添うことが出来る人間・日々成長している人間がいるということを、どうか知ってほしい。
